ORETSURI新春 カワハギ・ダービー2021に参加してきた

「カワハギ」はまったくもって奥が深い。釣れる時とつれない時の落差が激しい。「次こそは!」と言いながら悔しくてまたハマる。天候か、気温か、潮か、はたまた道具なのか仕掛けなのか、釣り座なのか・・・また一歩深みへ足を踏み入れることになる。気難しい相手にテクニカルな釣りを求められるカワハギって、なんかフライフィッシングの通じるところがあって楽しいんですよね。

かわいい顔して、エサ取りがえげつないのだ。本日唯一のきちょーな1匹。ちなみにこれは18cmだからな!

今回の釣行はタフだった。暴風波浪警報ギリギリの天候だったので、ちょっぴり「中止しまあ~す」って連絡くるかなあと期待大だったが、おもいっきり決行だわさ!

普段はフライフィッシングの私がなんで参加かというと、友人からのお誘いなのです。平田さんという方が運営する「ORETSURI」という海釣りのブログがあるのですが、そのブログ主催のかわはぎダービーなのです。当日は30人くらいいたかなあ。人気ぶりがうかがえますね。初対面の平田さんは物腰柔らかく、親切、好感持てる方でしたよ。

ちなみにですが、15年くらい前に、めちゃくちゃ海の船釣りにハマった時期がありました。ほとんどの魚種はやりました。道具も半端なくそろえましたが、数年前に、やはりフライに専念したい、ということですべて、捨てたり、あげたりしたんです。で、最近またちょっとずつ買い足しているという無駄なことしてます。

話を戻すとこの日は横殴りの風、雨、頭から背中へ容赦なくぶつかってくる波しぶき、ど~んと落ち込む船体。まあマグロ漁船風でした(乗ったことないけど)。手はかじかみ、餌付けるのもやっと、顔面麻痺でしゃべるのももどかしく、予定3時の上りでしたが、船酔い続出もあり、船長もさすがにお昼上りをアナウンス。

あまりの寒さに一同無言。あまりの揺れでブレはご容赦を。

終始、まったく外道すらもアタリがなし!今回、ちょっと実験を兼ねてたのですが、僕はカワハギ専用ロッドもっていないので、普通の船竿だとどれくらい違うのかなあと思いやってみたのですが、結論からいうと、「必要です」。あくまで私感ですが・・・

1.竿が柔らかいと、タタキやボヨンボヨン釣りができず、バリエーションのある誘いができない。

2.アタリに対しての初動が少し遅れる。

3.うねりが大きいとアタリがまったくわからない。

4.ほぼ、一日持ったままなので、持ち重りがする。カワハギロッドの場合、手元よりに重心がくるので疲れにくい。設計上バットが太くて、穂先に向かって急激なテーパーがかかっている。

今回は天候のことと、アタリが極端に少なかったので、また試してみたいとは思うがまあ、専用ロッドはあったほうが無難ですね。モチベーションが違ってくるし(根拠はないが釣れる感じがするということ)。

今回は表彰式もそこそこに皆さん、寒さと疲れでさっさと帰っていきましたね。

この企画自体は素晴らしいし、いろんな出会いもあります。これに懲りずにまた参加しようかなあと思います。

唯一のキチョーな1匹。

今回の坊主逃れのキチョーな一匹は18cm。血抜きもばっちりで日本酒とともに最高のお味でした。カワハギはこれがたまらんですね。

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