福島県にある葛尾村、川内村で仕事の打ち合わせがあったので行ってきた。仕事はさておき、せっかく来たのだから、やはり川のチェックは外せない。というのは高速から降りて、里道をドライブする道中、いたるところに良さげな里川があるではないか!僕は基本、山岳渓流が好きなのだが、こういった里川もいいなあと思う。いちいち車を停めて川をのぞき込むものだから車はなかなか進まない。

典型的な里川。なんともホッとします。
桜の季節に里川でのんびりキャストするなんていいですよね~。ランチはおにぎりとクラフトビールだな。しかも里川なら、熊にビクつく心配もまずない(100%ではないが)。川からあがるのも簡単。心配なのはマムシくらいやね。

今は禁漁期間。見てるだけでも癒されますです。透明度が素晴らしい。春が待ち遠しい。
ところで葛尾村と川内村は、福島第一原発からそれほど遠くない場所にあります。葛尾村にはあのTOKIOの「DASH村」があったといえば、皆さんピンと来るかな。
友人にLINEで連絡したところ「え~大丈夫なの」と心配していたが、現在は住人も戻ってきており、渓流釣りも問題ないということです(気になる方は各自釣行前に漁協への確認をしてください)。「福島復興ステーション」という放射能に関するポータルサイトがありますが、そこによると現時点での放射線量は0.06マイクロシーベルト。東京に住んでも、九州に住んでも我々はまったく被ばくしていないというのは嘘で、1年間でだいたい2.1ミリシーベルトくらいは放射線を浴びているので、全く問題ないと勝手に思う数値ある。勝手にというのは僕は学者ではないので断言は避ける意味合いね。

透明感がはんぱない。地震の影響か?護岸のいたるところが崩れているので川ばっかりみていて落ちそうになったわ。
話を戻すが、いたるところにこんな川(小川)があるのだから、フライフィッシャーにはたまらない。地元のおじさん(僕もおじさんだが)に聞いたところ、主にイワナが釣れ、ヤマメが混じるそうです。流れとしては、ゆったり系なので魚のプレッシャーとスプーキーさはあると思うが、とにかく素晴らしい流れが多いのに興奮しっぱなしだったのだ。

ここで少し仕事をしました。めちゃくちゃ居心地よく、店員さんも愛想よく、長居してしまった。
僕は思ったね、ビジネスの話で恐縮だが、群馬県・上野村みたいに行政で川を整備し、キャッチ&リリース区間を設け、フライフィッシャーにたくさん来てもらえば、周辺の旅館もレストランも潤うと思った。オートキャンプ場なんかもいいかもしれない。ともかく、東京方面からの人の呼び込みは急務であると感じた。地元の人たちがつくる名産品など(プリンがめちゃくちゃ美味い)、ものすごく頑張っているので、なにかいいアイデアはないかなあと運転しながら考えていたのである。例えば、川内村に「Cafe Amazon」(読み方はカフェアメィゾンね)というおしゃれなカフェがある。もともとは、タイの山岳民族がつくるコーヒー豆と暮らしを支援するために始まったカフェだそうで、これが居心地のいいこと。BGMはジャズで選曲サイコー、店内はすべてナチュラルウッド削り出しのテーブルですべてに優しい。メニューにあったAmazonカレーが気になったので今度、レポートします。
ということでひょんなことで伺った福島の村で、たくさんの宝物を発見したような気分でした。来年の解禁が楽しみなのである。
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