時がゆっくりと流れる、最高の蕎麦屋に出会う

前回の続きをちょこっと。なんと、福島県・川内村で素晴らしい蕎麦屋さんを発見しました。僕は無類の蕎麦好きで毎日でも食べたいくらいです。もうかなり前にはなりますが、千葉県・柏にある名店、無心庵で蕎麦打ち修行もさせてもらい、その近所に蕎麦畑を持ったりもしてました。秋には収穫し、あえて石臼で挽き、蕎麦を打って畑でみんなでBBQなんぞをしとりました。海外への移住を機に、もう何年も打ってはいないですが。あと蕎麦打ちは腰がダメになる(みんな腰痛持だな)。

もう雰囲気最高。もっと外観撮っておけばよかったなあ。

店名は「蕎麦酒房・天山」。となりで「小松屋」という旅館もやっているようです。釣りに来たときは、泊まって、夜は天山で蕎麦と地酒なんて最高だなあなんてニヤニヤしておりました。この日は平日なのですんなり入れましたが、休日は行列らしいです。

みてください!この素晴らしい店内を。大好きな囲炉裏には炭がおきてます。ここでイワナ焼いてもいいのかなあ。

店内には囲炉裏がある。古民家を改築したと思われ、素晴らしい雰囲気であります。歴史を感じる板の間、柱時計がまたいいのだ。ゆっくりと時間が流れており、せっかちな僕でも居心地が良すぎて、なんの苦もありません。

THE古民家!梁がすごい!

阿武隈の湧水を使用したという蕎麦。

出てきた蕎麦をみて驚く。阿武隈の湧水でうった蕎麦はものすごい透明感なのだ。田舎蕎麦系の黒っぽい、荒々しい感じかなあと想像していた。口に入れた瞬間、口内から鼻腔に蕎麦の香りが一瞬抜ける。触感はコシがあり、しいて言えば岩手の冷麺に似ている。噛むとグッと弾力が返ってくるのだ。全国の有名どころ蕎麦屋を巡ってきたが、この蕎麦の食感は初体験で、驚きだった。いい水といい粉のコラボがそうなるのかなあと想像しながら食べるのもまたをかし。

全体はこんな感じ。左下はデザートの蕎麦がき。「ういろう」みたいな食感。右下はの小鉢はきくらげのみそ和え。どれも絶品。酒が欲しくなる。

最高の蕎麦、最高の空間。ゆっくりと時は流れるのだ。

蕎麦通ならば、ぜひとも訪れていただきたい名店である。

「蕎麦酒房 天山」福島県双葉郡川内村大字上川内字町分211(電話0240-38-3426)夜は要予約だそうです。

 

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