今年のフライフィッシングはこれにて納竿かな。

今年もこのままロッドを振れずに終わるのはどうも精神的によろしくないよね~ということで友人と「うらたん」に行ってきた。当初は黄瀬川(静岡、狩野川水系の支流)を試してみるかと思ってたが、ネットで調べてみると、わざわざロングドライブまでして人工物が多い中で釣るのに違和感を覚えた。結局いつもの「うらたん」に落ち着く。

ロゴがなんともかわいいのだ。

ここは管理釣り場ではあるが、丹沢の清らかな水、きれいな魚、そしてシーズンオフの練習を兼ねることもでき、抜群の安定感。しかし今回は特によかった。人が少ない、無風、そして晴天ときたではないか。いつものヤマメクラッシック2には魚があまりいないが、まあそれは気にならない。なんといっても人工物がほぼ無い、自然の中にいるぞ、という感覚がきもちいい。しかも、このエリアはルアー禁止区域なので快適。今回なんかは、プライベートリバー状態でしたね。

友人も今年最後?の釣行を満喫してるようでしたわ。

今回は自分にテーマを課した。ニンフィングは行わず、すべてドライで釣るということ。しかもライズしているスレッスレのヤマメを#32ミッジで狙う。やはりここでも「杉坂メソッド」は鉄板で凄いことを再確認。釣れるもんだから、なんかうまくなったような気がするのである。「杉坂メソッド」が気になる方は毎年5月に開催される忍野合宿に参加してみてください。2年ほどコロナで開催が中止になってますけどね。来年(2022)開催されるならば、参加したいなあ、と思っとります。巷では「オミクロン株」が増えてきており、嫌な予感がするけどね。

昼食時、まずはコレでしょう。まならうまい!

午後はさらに気温が上がり、ハッチも多く、ライズが多発。こんなときの集中力はすごい。アタマもフル回転。いつもこれくらい集中力あればなあと思うが、どうゆうわけか普段は発揮できない。

アタリフライ。これより大きいとフライの前でUターン。色が違ってもUターン。ほんとめんどくさいが、楽しくもある。

フライをやらない方のために説明しておくと、ドライフライは文字通り水面に浮かせて魚を誘います。対して、ニンフは水生昆虫を模したものなので、フライ自体に重みがあり、水中でアタリをとります。アタリはインジケーターというウキをつけるか、ラインの動きでアタリをみますので、人によってはドライ絶対主義という頑固者もいます。ドライで釣る条件として、基本ライズがないとダメですが、無くてもブラインドで釣れるときもあります。山岳渓流で釣りあがっていくときがそうです。

「ライズ=RISE」とは、簡単にいいますと、魚が、流れてきた昆虫やカゲロウを水面で捕食することです。だから捕食したときには、水面に飛沫や波紋がでることで魚の居場所が分かるわけです。僕はボウズより釣れたほうがいいので、ドライでもニンフでも状況によって使い分けます。ちなみにニンフはかなり得意であります。

このニジマスは生き延びて野生化した感じですね。管釣りでは珍しいタイプのネイティブに近い色合いです。

あ、念のため言っておきますと、あーだこーだと、めんどクサイことを求められるのは、関東近辺や一部のメジャー河川のハイプレッシャーなひねくれた魚をご相手するときなので、フライフィッシングは難しいと思わないようにお願いします。東北や僕の育った北海道のフライフィッシングはなにやっても釣れますから。本来の自然、あまり人の手が入っていない「自然」の豊かさを感じる。フライ始めたばかりの方はまず北海道や東北へ行かれることを絶対的におすすめします。

来年はどうなるか。この時点ではオミクロンとかいってるが、行動規制がない限りは今年よりはもっと行けるかな?という希望的観測なのだ。正月休みはフライの巻きだめに集中しようと思う。

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