友人からの急な誘いでマゴチ釣りへ。「春マゴチいきませんか?」との連絡に、ちょっと躊躇した。というのは、僕はどうもマゴチとは相性が悪い。過去2回の釣行でいずれもボウズ。人には向き不向きがあるのです。もう行かんだろうなあと思っていたのだ。
しかし、週間天気予報は晴れ、気温16度。桜も満開だし、ぽかぽか陽気なかのんびりマゴチ釣りもいいかなと思ったね。

朝4時前でこのありさま。
今回の乗船は超人気釣り宿、一ノ瀬丸さん。朝、4時前に到着、早速、釣り座確保に向かうが、これが衝撃。すでに取られているではないか!誰だこんな早くに。あとで分かったのだが、連チャン乗船しているクレイジー組がすでに確保したらしい。ん~これはアンフェアといいたいが仕方がない。なんかさあ、ネット上で釣座をあらかじめ予約できるようにしてほしいぜ、ったく。と一人憤慨したね。マゴチめ!とも思ったね。こっちとら2時起きだぞオイ!まったくもってアナログすぎる。昔からこのやり方は変わっていない。

ん?ほんとに晴れるのか?不安な中ポイントへ。気温は下降線の一途。
結論から言おう。極寒でした。しかも小雨。時々突風。体はブルブル、指は動かず。波しぶきガンガン。かじかみ過ぎて、おのれの愚息の解放もままならず、しょんべんするのも一苦労。間一髪、お漏らしするところだった。
晴予報でダウンいらんかなあと思ってたが、持参して正解。というかなかったら死んでた(いやほんとに)。いつものワークマンレインウェアで体への冷えはなんとかなったが、専用グローブしているにも関わらず指先は感覚なし!ほんといい教訓になったわけです。いまだから言えるけど。

ドキドキの初マゴチ。小ぶりだがいいのだ。文句ない。
せめてもの救いは、初マゴチをゲットできたことだ。船長がアタリは小さいよと言っていたが、確かにそうだった。ガツガツではなく、コツコツと穂先に来る感じ。穂先をすこし送ったところで強烈な引き込み。ラッキーなことにほぼ向こう合わせでヒットしてくれた。まあ、マゴチさんがサービスしてくれたんでしょうな。サイマキをがっつり飲み込んでいた。思ったのは引きというか、重量感が凄い。ニジマスやトレバリーみたいなファイトはしないが、竿のバット部分にずっしりと重みがくる。ドラグガチガチでゴリ巻き。これ、60センチオーバーだったらどんなんだったろうか・・・

船中の釣果。どれもいい型ばかり。こんな悪天候でも釣る人はきっちり結果を出す。ちょっと考えさせられる場面だ。
今回は船中でたしか31尾とか、それくらいだったと記憶する。なにが言いたいかというと、悪天候のせいにはできないということだ。マゴチにかなり深く傾倒している方たちだろうがとにかく釣る。コンスタントに釣る。すげーな~と思った。今回は素直に釣れている人をチラ見しながら同じことをしている(つもり)だが、自分のはアタリすらない。僕のヒットはただのまぐれなのだ。ハマると、専用ロッドを買いそうになるので深く考えることはしないが、その道を究める人は凄いなあと尊敬したね。
リベンジしたいところだが、やはり暑い中で釣るマゴチが僕にはいいなあ。ビール飲みながら。そんなこと思ってるから釣れないんだろうなあ。妻からまた言われるなあ「海はやめて、山だけにしなさい!」って。
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