超高級魚マハタなり

今年の初釣はマハタ。いわゆる高級魚で初釣としては申し分ありませんね。

今回お世話になったのは、いすみ市大原港にあります、マハタ専門漁船「加幸丸」さんであります。最初に船を見た時にお世辞にもデカいとは言えない、かなり古い船です。最近は比較的余裕のある(広さね)に乗船していたのでちょっとびっくり。

とにかく狭いので、細かい作業がおっくうになる。

なんだか、この船はお世辞にも快適とは言い難たく、結局最後までモヤモヤしてましたね。例えば、この日は、我々のグループ6人と他のお客さん1名と聞いていたので、仕立てみたいでこれは快適だぞ!なんて思いきや、後から後から人がやってくるではないか!商売なので、何人乗せようが船宿の勝手だが、あまりの人数にテンションダダ下がり、しかも僕は排ガスの臭いがダメなので、いつも艏(みよし)を好んで取るのだが、すでにそこは取られているらしく「そこダメ!あんた何番なの!」なんて言われる始末。いやいや「番号なんて聞いてないですけど、7人って聞いてたので」と言っても無視。

というわけで、写真にある胴に座ることになったのだが、これがメチャクチャ狭い!クーラーボックスは置けないので、トモにいる方に預かってもらった。しかも、バッテリーを置く場所も無い!小物を置く棚に出っ張りがないので、揺れると全部落ちる!仕方なく、バッテリーはタックルボックスを利用、小道具はヤケクソで全部床に放り出した。テンション下がる下がる。

天候は・・・最悪のウネリと強風、そして寒さ。季節柄、寒さはまあいいとして、ウネリがひどく、つかまってないと落とされそうになる。ちなみに、隣の方はゲーゲーやりながら、数本上げてたのには驚いた。この方、3時間ほどやって、あとは最後まで寝てましたね。あの揺れの中でよう寝られたよね。この船、キャビンがないので中で寝ることができないのだ。

あ!で、マハタはなんとかゲットできました。小さめの鰯で、着底し2メーターくらい巻き上げたところで、グググぐ〜!っと引き込まれましたね。アタリはほぼ前触れがなく、いきなりロッドが絞り込まれるので分かりやすいと思う。ここがヒラメと違って釣りやすいかもしれません。ファイトもなく、ただただ重い。スピニングリールだとドラグが出て楽しいだろうね。今度やってみたいが、水深が50メートルくらいなので、ちょっと大変かも。

マハタはこれが最初で最後。しかし、測ってみると45センチとなかなかのサイズだったので、とりあえず釣果には満足。ちなみに、一緒に釣った仲間はなんと6匹!だから魚がいないわけではないのだが、船釣りってこうゆうこと多発するよね。横で全く同じように釣っているのに自分にはさっぱり、横の方が爆釣みたいな現象。またその逆もしかり。

なんとこの船、「死んだ鰯は捨てるな」と言われる。どうやら猫にあげるそうだ。まあ有効活用ってことだ。初めて言われるのでびっくり。猫も鰯を楽しみに岸壁で待っていることだろうし。

あまりの揺れで写真をとる余裕すらなかったので、キッチンに横たわる巨体?を撮影。けっこう可愛い顔してるのだ。

本来寝かせるのがいいのでしょうが、少しだけ刺身にしました。胃袋とキモ、皮はポン酢で食べたらもう最高でした。魚がデカいので、保存しておいて刺身やら鍋やら、堪能しましたです。

今回乗船した加幸丸は、いわゆるベテランさん向けの船だと感じた。船はいわゆる遊漁船ではなく漁のための小型船を流用しているようで居心地や使い勝手を期待していくと見事に裏切られます。初心者や女性(トイレの問題)にはお勧めできないかなあと僕個人的には思います。なんせ、狭すぎて移動が大変なので、いちいち人に教えに行ってる余裕がないし、危険。船長は操舵室にずっといて「あ〜もっとゆっくり巻いて〜」とか言うだけです。お祭りは助けてくれません(幸い今回、僕はゼロ)、各自で対処しろ、というスタンスです。

あと今回の課題としては、指先の冷えですね。僕はダイワのネオプレーン手袋をしていたが全く役に立たず、いまもって指の何本かが感覚ないというか変な感じがします。背抜きしてあるのでそこから水が染みてくるのもあるが、そもそも寒さにまったく対応できてませんでした。ので、とにかく指先の冷え対策が急務だと思いましたね。今度は豚サバなので、どうするか考え中であります。

あと、釣り方なんですが、なんだかブラックバスに似てるかも。思ったのはスピニングか小型のベイトリールで、もっと底を頻繁に取って、根がかりを恐れず、岩礁地帯を全神経を集中させてトレースしていけばもっと魚に出会うチャンスはあるのだと思う。僕の電動だと大きくて重いので、そういった細かい操作が出来ないので結果、釣果に影響するのかもしれませんね。チャンスがあれば試してみたいです。

 

 

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