二つで一つ?パタゴニア・ステルス・パックベスト

あいかわらずベストでしっくりくるものがなく、あーだこーだ試行錯誤を繰り返しているところですが、いちおうこれで落ち着かな?と思ったのが今回購入したステルス・パックベストなのだ。今まで着用していた、ステルス・コンバーティブルベストは日帰り釣行の場合はバックパックをつけずに使用していたが、それだと持ち物が限られるのが悩み。あと、基本背後のパックに入れるという前提なので、ポケット類も少なく小物が持てない。

購入前にネット検索したが、詳細はほとんど出てこず。オフィシャルサイトに出てる文言をそのままコピペしたものばかりでまったく参考にならず。ということで自ら身銭を切ることにしたのだ。

ぱっと見、どちらも変わりはない。ポケットが少し大きいかなあと思って、測ってみたらまったく同じでした。レイアウトも然り。しかし、細部をみるとさり気なく違うというか嬉しくなるくらい違うことがわかったので、以下に詳細をお教えしようではないか。

 

特に気に入ったのがポケット脇にある縦位置ポッケ。深さは26センチくらいと横っ腹くらいまで深いので、結構な容量だ。これが両側にあるので、財布だとかティッシュだとか防虫スプレーだとかなんでも入れたくなる。

内側はこれ。シムスとか他のベストだとごく当たりまえのポケット、むしろショボいくらいだが、これがあるのが大助かり。ちなみに、コンバーティブルにはなく、縦位置に簡易なベルクロ留めポケットがあるだけ。僕はとりあえずリーダーと予備のティペットを入れました。左のリボンみたいなのは、ロッドホルダーで使用しないときはボタンで留めておけるという、これまたさりげない気遣い。

最近、ほとんど見かけないムートン(恐らく化繊)もあえてつけているとことはパタゴニアらしい。しかし、残念ながらこれは外して(ベルクロ留め)、プラスチックのボックスを付けました。このムートン風のはカワイイのでどこかに付けて使ってあげようと思ってますがいまのところ余地なし。しかしどこかに付けたい。

魚マークのほうのポケットは深さ150mm

パタゴニアがもっとも見せたかったところはこの背面パックなんだろうね。ファスナー(普通)が上に1本、そのすぐ下に止水ファスナーが1本あります(魚がついている方)。上の方は開けると下までものが入れられる大容量で、伸縮性のある生地なのでかなり入ります。だからシムスみたいにマチを付けなかったのか。下の浅いポケットは完全防水ではないが、ある程度の雨なら問題ない感じです。なお、上の大きいポケットのほうは中に防水パックがぶら下がってますので、車のキーとか紙ものなどの濡れると不味いのはそこに収納できます。

下のポケット。小雨程度なら、問題ないでしょう。斜めに重ね縫いで折り返し強度をつけているのが憎い。

開けるとこんな感じ(上のほう)。中に防水パック見える。こうゆうの好き。

縦140mmです。マチはないですが、結構入ります。

こうゆうのが付いてます。かなり便利。防水ファスナーの開閉は固く、かなりの防水性能が伺える。ちゃんとロゴも付いてます。

あ!説明を1点忘れてました。外側の腰部分にぐるっとポケットあります。これはドリンクボトルなどを着たまま取り出せるように開いたままになってます。とは言っても中身が落ちるというような心配は無用。きっちりホールドします。その中にベストを体にフィットさせるためのベルトが付いており、これを引くとキュッと体にフィットするという寸法です。僕は使ったことはあありませんが、このポケットとアジャストベルトはトレイルランからヒントを得たそうな。

ちゅーことで、見た目はスッキリなのにワクワクするような機能満載のベストです。購入に悩んでおる方の参考になれば幸いです。ちなみに僕が買ったのはLサイズです。フリースやダウンの上に着るので正解でした。かなり痩せている方はSでもいいかもしれませんね。心配な方は両方購入して、ダメな方を返品するといいです。

ところで使い分けをどうするんだということですが、普段の釣行にはパックベストで十分、北海道遠征で着替えやコンロをバックパックで背負いたいというかたはコンバーティブルベスト。また、源流域の沢登りでザイル等も必要でずぶ濡れになるような釣行もコンバーティブルだな。一方、パックベストはかなりの容量が入るので、嵩張るものを持たないのであれば、十分な収納力を発揮してくれますので、ほとんどシチュエーションではこれで十分ですね。

渓流も解禁なり、これを着ていくのが楽しみであります。また気づきがあれば投稿しますです。

 

 

コメント