5月の雑魚川は時期早々。焼き肉は最高

義母が草津温泉へ連れてけというので、5月連休の混雑を避け、そのちょっと前に行くことにした。僕はもともとあまり草津は好きではない。というのも、トラウトが釣れる川がないからだ。川はあることにはあるが、温泉が混じりいわゆる死の川となっている。昔は野反湖に通った時期もあったが、どうしても行きたいというところでもない。絶景の景色を拝めるけどね。

というわけで、今は白根山が開通しているので、単独で雑魚川へ行かせてもらうことにした。目指すはかの有名な奥志賀スーパー林道沿いある雑魚川だ。白根山が噴火中は奥志賀へのルートが閉ざされていたので、数時間かけて遠回りしなければならなかったが、いまは1時間弱で行ける。

この292号はとにかく絶景で、ほかに言葉が見つからない。遠くに名前は分からんがかなり高い山々が見える。コロナ禍も明けて、観光客が多いこと。自転車も多い。とにかく人がいっぱい。

スキー客を乗せたゴンドラが絶賛稼働中だった。

まあ当たり前だが、残雪がかなりあるし、まだスキー客が多い感じ。その中、僕は「釣り券ありますかあ」と聞くのがどうも気恥ずかしかった。ホテルの方は「こいつアホか」なんて顔もせず親切な対応でホッとしたのを覚えている。

「ホテルに隣接しているレストランで売ってるよ」と言われたのがココ。写真ではなく動画を撮ったのでここに写真はないがエントランスにはスキー関連の展示物があって、ちょっとした博物館的になっている。中に入るとなんだか札幌ビール園を思い出したので、「ジンギスカンやってるんですか」と聞いたら「いややってないよ」とのこと。やってたら確実に食べたな、俺は。

釣り券を買ったレストランからすぐのところに奥志賀スーパー林道の入り口があるのだが、がーん!!閉まってる。しかたなく、あまり気が進まないが、このゲート近くに駐車して釣ることにした。先行者であろうか、数台停まっていた。川は道路のすぐそばを流れているがちょっと15メートルほどの崖を降りていかねばならない。今年からフェルトソールに変更したので(昨年、やたら転んだから)崖の斜面ではトラクションが効かず滑る滑る。この時ははやりラバーソールに軍配があがる。でも川の中でのツルツル状態は恐怖でしかない。

ちなみに、雑魚川は放流してません。100%天然イワナです。しかし、うわさによると有志が放流しているらしいが本当のところはわからない。だからか、入漁料も激安!いくら手間がかからんからと言っても、もうちょっと取ったほうがいいべさ。魚沼漁協なんて2550円だからね。ぜんぜん釣れんのに。だから僕は年券を買っている。まあそんなことはどうでもいいのだが、とにかく、釣れるイワナ(イワナしかいない)は天然物!だと思って良い。だから魚保護のため、ほとんどの支流は禁漁となっている。イワナさんたちはルアーやフライの爆撃に晒されることもなく、落ち着いて産卵活動ができるのだ。これは素晴らしいよね。

一見浅く見えるがまあまあ深く、重い。

釣れる魚はだいたい20〜23センチくらい。

写真をご覧いただくとわかるが、木々に葉がまだ付いていない。だからなんとか川までのアクセスは確保されている。がしかし、これ、夏はヤバいね。鬱蒼とした感じだろうね。ウェーダーに穴開くね。

さすが超人気河川です。今回は2人の先行者がいました。ちょっと話したら、早朝はよかったよーとのこと。僕みたいなのんびりフライフィッシャーには釣れるはずもない。一人はルアー、もうひと方はフライでニンフィングでした。しかし、最近やたらとルアー多いよなあと思う。なんでかというと魚を釣るとわかるのですが、口の周りやエラ周りの傷が大きい。中には裂けている魚もいる。マナーいいというか優しいルアーマンはシングルフックにバーブレスなのだが、いまだにトレブルフック前後付けが多い。傷の感じから恐らくバーブは潰していない。ルアーメーカーもビジネスなので、ほとんど注意喚起や啓蒙活動はしていないのが残念。その点、フライフィッシングは凄いなあと改めて思う。年齢層が高いからか?

あ!魚ですか?今回はボーズでした、はい。まあ景色も空気も素晴らしいので良しとします。

型落ちなので特価で買ったシムス。今期はこれがメイン。いやーさすがフェルトですね、絶対的安心感があります。川の渡渉もまったく問題無し。実は雑魚川はフェルトソールはあまり歓迎しておりません。というのも外来種の藻が繁殖するのを懸念しているからです。だから釣りの前後にはソールにアルコールをスプレーします。雑魚川にはところどころこのスプレーが置いてある。

まあ釣れなんだが清々しい1日でした。というわけで行きつけの焼肉屋さんで「ベスコン」状態。生ビールをグビグビでした。

 

 

コメント