CRKT PILAR LARGE フォールディングナイフ

ちょっと久々にワクワクするナイフの紹介。メーカーはオレゴン州、ウィルソンヴィルにある、CRKT(コロンビアリバー・ナイフ&ツール)社。オレゴンは久しく行ってないので、地図でみるとなんとよく運転してた街です。ユージンからポートランドに抜けるI5(アイ・ファイブという)上にある。いや〜懐かしい。

このメーカー、なんと社長さんは元カーショウの元副社長、ポール・ジレスビーさん。北海道時代によくハンターをやっていた友人からいかにカーショウが優れているかをよく聞いたもんです。そこの副社長さんなのだからまあ間違いない。だから設立は90年代とのこと。

この会社の特質すべきところは、デザインや種類の豊富さはもちろん、その価格だ。今回のこのナイフはアマゾンで4,580円!なぜかというと、まずその製造を中国で行なっている。さらに材質にもある。それは、中国で製造される「8Cr13MoV鋼」である。「当たり外れがあり、イマイチだ」という方もおられるが、今やステンレス鋼としては相当なグレードだ。んでもって、硬度や加工のしやすさも兼ね備えているからいまや有名老舗メーカーなんかも使用しているところが多い。有名な日本の鋼「AUS-8」の代替品と言ってもいいのかな?(ダメか)海外製造にこだわらない方には素晴らしい逸品でありますし、価格の面からすると、あまりとやかく言えないよね。

購入したのは手のひらに収まるくらいの、「ピラー・ラージフォールディングナイフG10」というもの。なんでこれが気に入ったかといいますと、このブレードの形ね。万能包丁みたいな。この形だとまな板で野菜なんかがひじょうに切りやすい。もちろん刃渡りが短いのでトントンと手早い作業はできないけど、キャンプや釣りでのんびり調理するには十分だと思う。しかも軽い。ブレードロックもついてるので安全。なんか昔持ってた肥後守を思い出します。細かい作業には向いてないかな。フェザースティックとかざっくりした作業向きでしょうね。

赤丸部分でロックされ、開閉は片手でできる(ちょっと練習必要かな)。まあ両手使えばいい話ですが。ロックはカチャッと小気味良いクリック音でブレもなくかっちり決まります。背のぶ厚さもいいね。

裏側のデザイン美が秀逸。クリップ用なのか?穴がドクロに見えるのがまた面白いです。全体のクロリティも申し分ないです。

ブレードも厚くしっかりしてます。強いて言えば開閉どきに親指をひっかけるこの穴のエッジが立ちすぎていて指が痛い。これも慣れるでしょうから許容範囲。というわけでざっとナイフの紹介でした。気になる方はぜひググってみてください。結構売り切れが多いので根気良く探してみてください。ではまた。

 

 

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